■場所
会津武家屋敷内 会津歴史資料館2階展示場
■趣意
昭和3年9月28日、旧会津藩主 松平容保公の孫娘 勢津子様と秩父宮殿下との御成婚が厳かに執り行われました。その日、会津では人々が大いに慶び、ご成婚をお祝いする行事が各地で三日三晩続いたと云われています。
それまでの会津は戊辰戦争から60年を経たとはいえ、まだまだ朝敵の汚名が拭い去られたわけではありませんでした。勢津子様の宮家お輿入れはそんな会津にとってまさに「会津復権の日」であり、勢津子様は会津にとって救世主でありました。
勢津子様は皇室にお入りになられた後は、秩父宮様をお助けになりながら、日本国のためにお忙しい日々をお過ごしになられました。
勢津子様生誕100年を記念して、妃殿下ゆかりの品々を展示公開し、在りし日の妃殿下に想いを馳せ、その遺徳を偲び顕彰することと致しました。
写真は「大正天皇妃貞明皇太后より勢津子様が賜った人形」です。
他にご成婚時の写真並びにご婚儀の際のゆかりの品を展示公開致しています。