令和7年度特別企画展4/26(土)~スタート 

ふくしまデスティネーションキャンペーン特別企画
『会津武家屋敷コレクション  パート1』
<趣 旨>
 会津藩は藩祖保科正之公以来、峻厳(しゅんげん)堅牢(けんろう)な尚武(しょうぶ)の藩風を誇り、作家・司馬遼太郎をして「会津藩というのは、封建時代の日本人がつくりあげた藩の中で最高の傑作のように思える」と言わしめた屈指の雄藩でした。しかし戊辰戦争の戦火は会津若松城下に甚大(じんだい)な被害をもたらし、武家屋敷の殆どが焼失し、会津藩ゆかりの文化財もその多くが失われてしまいました。

会津武家屋敷は、往時(おうじ)の絵図をもとに綿密な時代(じだい)考証(こうしょう)に基づいて復元した会津藩家老・西郷頼母邸を中心に福島県指定文化財・旧中畑陣屋、白河藩藩米精米所等多くの歴史的建造物を一堂に集め、合わせて散逸(さんいつ)するにまかされていた文化財の収集、管理・公開を目的として昭和50年に開門しました。以来多くの方々のご来館を賜り、会津の武家文化はもとより芸術文化、生活文化が如何(いか)に優れたものであったかをご理解頂いております。

今回の特別展ではこれまでの数多くの収集コレクションの中から武家関連資料、美術工芸資料、歴史資料、生活資料等、今までに公開されなかった収蔵品を中心に展示致しました。どうぞご覧下さい。

会  期   令和7年4月26日(土)~11月30日(日)
場  所   会津武家屋敷内 会津歴史資料館
総展示数   約100点
主展示品  【武家資料】   北原家伝来 黒塗桶側胴具足

【美術工芸資料】 古会津本郷焼 砕石手虫籠  会津絵三段重 会津絵椀 野出蕉雨筆「花鳥十二ヶ月図屏風」

【生活歴史資料】 会津藩札  会津暦  岩浅松石筆「会津年中行事図屏風」

【近代資料】   石黒信(のぶ)由(よし)作測量機

  • 尚、資料館二階では保科正之から田中玄宰の藩政改革、蝦夷・江戸湾警備を経て、京都守護職、戊辰戦争までの会津藩の歴史の流れを展示・解説しています。

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